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ニュース・フラッシュ

2007年8月27日 メキシコ 小島和浩

メキシコ・グルーポ・メヒコと労組のストライキ終止に向けた会合は不調に終わる

 業界情報等によると、グルーポ・メヒコ(GM)の情報関係役員は、8月21日にグルーポ・メヒコ(GM)弁護士とメキシコ全国鉱夫・冶金労組(SNTMMSRM)が会合、7月30日からに突入したGM社の3鉱山におけるストライキの終止に向けた話し合いが行われたが、未だにこの解決合意に至らなかったと言明したと報じた。
 この会合は、労働省の連邦調停委員会の仲介で開かれ、唯一雇用更新契約と鉱山の保安対策に関することで両者の話し合いが行われたが、合意に至らなかったという。この件に関し労組弁護士は、調停委員会は中立を保つべきであるのにGM社サイドを弁護していると非難、しかし、銅市況価格高騰下におけるGM社のストライキによる収益減の影響が多大なため、両者は、間もなく合意に至るであろうとマスメディアの電話インタビューに明言している。
 一方、労組のストライキの庇護(アンパロ)に関し地方裁判所は、職場復帰を求める労働者による3鉱山の操業再開を認めるが、ストライキの継続は可能であり、これに参加している労組の解雇はできないと裁定した。

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