豪州・Newcrest社、Cadia Valley(金・銅)プロジェクト等の開発計画発表
地元紙等によると、Newcrest Mining Ltd.(本社メルボルン、以下Newcrest社)の社長、Ian Smithは、現在17億A$の赤字のヘッジを続けるかどうかについて見解を述べていないが、この開発計画を起こさなければ利益を受ける機会を失うと述べた。
Newcrest社は、NSW州のCadia Valleyの坑内掘及び露天掘計画の最終承認が2008年末までにおりることを期待している。Cadia Eastの坑内掘が24百万t/年の操業になり、国内1位、世界でも、チリのEL Teniente鉱山に次ぐ第2位の坑内掘鉱山になることを期待している。Ridgeway Deeps(ブロックケービング法坑内掘)の操業と併せて、Cadia East露天掘とCadia East坑内掘はNewcrest社に20億A$のコスト負担を強いるが、Cadia East坑内掘は最低でも金600,000ozと銅80,000tを産出することになる。
Newcrest社・NSW州Cadia Valley Operations
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プロジェクト名 |
操業形態 |
開始年 |
資源量 (百万t) |
金含有量 (百万oz) |
銅含有金属量 (万t) |
Cadia Hill* |
O/P |
1998 |
279.3 |
5.6 |
43 |
Ridgeway |
U/G |
2002 |
15.0 |
1.0 |
10 |
Ridgeway Deeps |
U/G |
2010 |
84.5 |
3.0 |
38 |
Cadia East |
O/P |
|
434.8 |
5.9 |
144 |
Cadia East |
U/G |
|
721.7 |
15.5 |
224 |
Total |
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1525.3 |
31.0 |
459 |
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*Cadia Hill鉱山にはCadia Extendedを含む |
また、Smith社長は、フィジーのNamosi鉱山のJVは利益をもたらす鉱山のひとつになると指摘した。Newcrest社は、日鉄鉱業と三菱マテリアルのNamosi銅金プロジェクトに参入したが、今後5年間の探鉱支出のための21百万A$の資金調達ができるなら、Namosi銅金プロジェクトの権益65%を取得するオプション権を有している。Newcrest社は、Namosiは銅金ポーフィリー鉱床のトップになると確信している。