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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年8月28日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・Antofagasta Minerals社、Esperanza銅・金プロジェクトの開発に15億$投資

 2007年8月22日付地元各紙の報道によると、Antofagasta Minerals社はEsperanzaプロジェクトの開発に多額の投資を必要とするため、権益の一部を他の会社に譲渡する意向である。
 同社はEsperanzaプロジェクトの開発資金が当初の8億$から15億$に増加したため、Los Pelambres方式を採用してEsperanzaプロジェクトの権益の一部を他社に譲渡する意向である。2008年第1四半期中にパートナーの選定を行ないたいとしているが、既に10社が同プロジェクトへの参加希望を意思表示しているという。Antofagasta Minerals社はLos Pelambres鉱山の権益の40%を日本の鉱山会社に譲っている他、Michilla鉱山でも権益の25.8%をCuctoグループに渡しており、Esperanzaプロジェクトでは何処と組むことになるのか関心を呼んでいる。
 同社が8月21日当局に提出した環境影響調査書によると、Esperanza鉱山はAntofagasta州のSierra Gorda地区から30km地点にある銅・金・銀鉱床で、埋蔵鉱量11億30百万t(平均品位銅0.45%、金0.16g/t)の硫化鉱床である。2010年に操業を開始する予定で、年間生産量は銅20万t、金22.9万oz、銀155.6万oz、総投資額は15億$と見込まれている。Esperanzaプロジェクトの生産が開始されると、Luksicグループの銅生産量は40%増加することとなる。

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