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豪州・Rio TintoとCazaly社のShovelanna鉄鉱石鉱区(西オーストラリア州)の帰属を巡る裁判でRio Tintoが勝利
Cazaly Resources Ltd.(本社パース、以下「Cazaly社」)とRio Tintoの西オーストラリア州Shovelannaの鉄鉱石鉱区の所有権を巡る争いで、8月28日、西オーストラリア州Court of Appealは、Cazaly社の訴えを却下した。
Cazaly社は、現時点で金額未確定であるが、Rio Tintoと州政府の裁判費用の支払いを命じられた。費用の総計は百万A$に達すると見積もられている。
2005年、Cazaly社は、Rio Tintoのクーリエが期日までに書類を配送できずに鉱区の期限が切れたShovelanna鉱区の申請を行い獲得した。
Shovelanna鉱区は、1981年以来Rio TintoとパートナーのHancock Prospecting社とWright Prospecting社のポートフォリオに含まれていた。鉱区では、130百万tの資源量が確定された後、開発はほとんど行われなかった。
Cazaly社は、鉱区申請後、財務上の手当をし、隣接する18鉱体を採掘しているBHP BillitonとShovelanna鉱石を処理する契約書に署名した。
一方、Rio Tintoは、西オーストラリア州政府に、公共の利益のため、鉱業法の下で権力を行使して、この鉱区の申請を拒絶するように求めた。西オーストラリア州の資源大臣John Bowlerが法の下での決定権を使って2006年4月鉱区はRio Tintoに戻された。
Court of Appealは、この西オーストラリア州の決定が正しかったと認めたもの。
Rio Tintoは、この決定を歓迎しているが、Cazaly社は連邦最高裁判所に控訴するため弁護士に決定をレビューさせている。最高裁への控訴は、9月25日までになされなければならない。
