ペルー・DOE RUNに環境規制違反で罰金命令

　業界紙等によると、エネルギー鉱業監督庁(OSINERGMIN)は、オロヤ製錬所(フニン県)を操業するDOE RUN(米国)に対し、環境規制違反を理由に72万4,500ソーレスの罰金の支払いを命じた。
　OSINERGMINの決定は、2007年1月4日から14日にかけて外部調査機関Buisiness Optimization Consulting S.A.及びD&E Frdsrrolloy Ecologiaが同製錬所に対して行った調査報告をベースに、4件の重度違反と1件の軽度違反を対象としている。
　OSINERGMINによれば、4件の重度違反とは規制量を上回るガス排出、マンタロ川への未処理かつ無許可の液体廃棄物の排出、規制量を上回る液体廃棄物の排出、未処理の二酸化硫黄の排出で、軽度の違反はフェライト(銅副産物)が不適切に輸送されたことであるとしている。
　これに対してDOE RUN側は、OSINERGMINによる決定内容を検討中であるとしている。
　オロヤ製錬所は、現在、2009年10月までの環境改善計画(PAMA) の達成に向けて、硫酸プラントの建設を進めている。2006年の地金生産量は、銅59千t、亜鉛41千t、鉛120千t。