ニュース・フラッシュ
2007年9月4日
サンティアゴ
平井浩二
チリ・民間鉱山会社の2007年上半期収益、7,500百万US$に達する
8月30日付け地元各紙の報道によると、チリ・大手民間鉱山会社の2007年上半期収益は、前年同期比7%増の7,511百万US$に達した。これは、2006年上半期の平均銅価格が2.75/lbUS$であったのに対し、2007年には3.07/lbUS$を記録したことによる。また、所得税は1,540百万US$、鉱業特別税は266百万US$となった。
証券・保険監督局に提出された各鉱山会社の営業報告書によると、収益がトップであったのは、Escondida鉱山で収益は前年同期比21%増の3,530.6百万US$を記録した。同鉱山の所得税は799.4百万US$、鉱業特別税は173.5百万US$であった。その他の企業の収益は前年と同じかやや下回る結果となった。Escondida鉱山に次ぐ収益を計上した、Los Pelambres鉱山では収益841.2百万US$、所得税148.9百万US$、鉱業特別税17.8百万US$となった。また、第3位のCollahuasi鉱山は収益748.1百万US$、所得税100.1百万US$、鉱業特別税16.4百万US$で収益は前年同期比15%減となった。エネルギーコスト等の上昇による生産コストの増大、生産量の低下がマイナス要因となったが、銅価格高騰による効果により、全体的には堅調な結果であった。
