ニュース・フラッシュ
2007年9月4日
サンティアゴ
菱田 元
チリ・Cerro Colorado鉱山における低品位化への対処計画(BHP Billiton)
2007年8月22日付の地元業界紙等によると、BHP Billitonが操業するチリ北部第I州のCerro Colorado鉱山は銅品位低下を補うための64百万US$の作業計画についての環境影響評価報告書を担当局に提出した。この計画では容量に限界のあった鉱石破砕機を改良し、鉱石処理量を現在の約48,000t/日から52,000t/日に増やす。
報告書によると、鉱山の第2プラントに3台目のアグロメレーション・ドラムを加え、リーチ・パッドの高さを10mから約7mに下げ、面積を60ha(40%)広げることにより、リーチング過程での銅回収率を4~5%増やす。この作業は徐々に低下する銅品位による影響を保完し、カソード生産量130,000t/年を維持することを目的としている。
