ニュース・フラッシュ
2007年9月6日
シドニー
久保田博志
豪州・先住民系コントラクターNgarda社、BHP Billitonと契約
先住民系のNgarda Civil and Mining社(以下Ngarda社)、BHP Billitonから同社のYarrie鉄鉱山(西オーストラリア州Pilbara地域)のオペレーションに関する5年契約(契約金額300百万A$)を受注することが明らかとなった。
Ngarda社は、6年前に6名でPort HeadlandにあるBHP Iron Ore社マネージャー宅などの芝刈りから事業を開始、その後、株主で建設・コントラクトマイナーであるLeighton社やIndigenous Business Australiaなどの援助を受けて採鉱・建設の技術を習得、先住民従業員に対して土木・採鉱・道路や鉄道建設の技術訓練を行ってき結果、現在では産金大手のNewcrest社、天然ガス大手のWoodside社、鉄鉱石のPilbara Iron社などを含む主要鉱山会社と契約を結んでいる。
Nagrda社Barry Taylor社長は、今回の契約はPilbara地域の先住民にとって給与や地域社会支援などの面で大きな利益となるとコメントしている。
また、新たに先住民のための訓練センターも建設される。
