閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年9月10日 リマ 西川信康

ボリビア・輸出税還付制度廃止法案が下院で可決

 地元紙等によると、ボリビア国会下院は、天然ガス、鉱物資源、木材など一次産品の輸出税の還付制度を廃止する法案を可決し、上院に送った。これは、天然資源の経済的な便益を最大化するというモラレス大統領の国家開発計画のもと、成立されたものと見られる。但し、上院は、野党が過半数を占めているため、今後の上院での審議の行方が注目される。本件に関し、エチャス鉱山冶金大臣は、7月26日のJOGMECとのインタビューで、鉱産物輸出税還付制度は維持されるとの見解を示していたが、モラレス大統領及び大統領の支持政党であるMASに押し切られた模様。MASの幹部は、これは、一次産品の輸出依存体質から脱却するためであると説明している。

ページトップへ