メキシコ・エル・ボレオ・プロジェクト開発のための資金調達

　バハ・マイニング社(Baja Mining Corp. 本社バンクーバー)は、メキシコ・南バハカリフォルニア州に保有するエル・ボレオ(El Boloe)銅・コバルトプロジェクトを開発するための資金として総額515百万US$の融資契約に署名した旨、9月12日付け同社HPに発表した。同HPの発表によれば、この総額515百万US$の融資は、12年満期の475百万USの融資及び同プロジェクトの起業費の超過分として用意される8年満期の40百万US$の融資から成る。当該融資の幹事会社はUniCreditグループのメンバーであるBayerische Hypo-und Vereinsbank AGである。
　また、9月13日付けバハ･マイニング社HPの発表によると、同社は1ユニット当たり1.86C$、総数24,215,000ユニット、総額45百万C$(43.5百万US$)の私募を準備している。この私募の1ユニットは、同社の1普通株式と0.65株式分の新株引受権から成り、調達資金45百万C$はエル・ボレオ・プロジェクトの開発に投資される。
　なお、2007年5月に発表された同プロジェクトのF/Sによると、生産開始から4年で、銅カソード55,750t/年、コバルトカソード1,535t/年、亜鉛6,300t/年の(硫酸亜鉛中の純亜鉛含有量)フル操業に到達する予定である。また、プロジェクトの起業費は407百万US$と試算されている。