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ルーマニア・Rosia Montana金・銀プロジェクト、Gabriel Resources社(カナダ)の開発計画頓挫
トロントベースのGabriel Resources社が80%の権益を保有しルーマニアで手がけるRosia Montana金・銀プロジェクトは、今まで同国環境省による環境影響評価に関する審査が行われていた。しかしながら、この度、開発に反対する2つの環境保護団体による法廷への提訴を受け、ルーマニア環境省は審査を一時中止することを決定した。会社側は、環境団体が主張する書類(Urbanism Certificate)の問題点については環境影響評価とは関連性がなく、また、許認可には関係しない書類であると反発している。
同社は2006年5月にルーマニア政府に対して環境影響評価に関する申請を行っており、審査が行われていたところであるが、同プロジェクトの開発については、もともと、露天採掘による遺跡指定地域への影響を問題視した地元住民、環境保護団体が反対していた。
Gabriel Resources社は、開発によりルーマニアに新たな雇用と2億$以上の投資がもたらされるとし2010年第1四半期の生産開始を期待しているが、見通しが立たない状況となってきた。
