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ニュース・フラッシュ

2007年9月18日 ジャカルタ 池田 肇

フィリピン・Mindoro Resources社、Batangas州で1,538haの探鉱権を取得

 Mindoro Resources(MR)社は2007年8月30日、政府との鉱物生産分与契約(MPSA)によって実施中のフィリピン・ルソン島Batangasプロジェクトに関し、MPSA鉱区の周辺で探鉱権(EP:Exploration Permit)を有するPhilex Mining(PM)社から1,538haの探鉱権を取得し、探鉱地域の拡大を図ったことを明らかにした。MR社が今回取得した鉱区において探鉱に成功し生産に移行する場合、PM社に対し製錬ロイヤルティベースで2%を毎年支払うことになっている。同探鉱権の範囲は5か所の鉱区(鉱区1:162ha、鉱区2:405ha、鉱区3:567ha、鉱区4:243ha、鉱区5:161ha)からなる。鉱区1は、Calo斑岩銅鉱床西側に位置し、既知の鉱徴地で実施したサンプル分析では金品位3.0g/t、銀品位56g/t、銅品位3.8%が確認されている。鉱区2は、Loboプロジェクトの中央東部に位置する。2005年にナショナル・インストラメント(NI:National Instrument)43-101(証券法)に従う探鉱成果が公表されており、金の鉱徴地が報告されている。鉱区3は、Archangelプロジェクトの西部に位置しTalon銅鉱区を含む。Talon川の上流で実施したチャンネルサンプリングの分析では、金品位3.8g/t、銀品位1.91g/t、銅品位0.10%を確認している。鉱区4は、Archangelプロジェクトの北東部に当たり、物理探査の結果、比抵抗、充電率異常を示すBootin地区との連続性が期待される地域にあたる。鉱区5は、Kay Tanda浅熱水性金・銀鉱床を含む地域である。同社は、2008年からこれら鉱区においてボーリング調査を実施する。

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