ニュース・フラッシュ
2007年9月20日
リマ
西川信康
ペルー・Shougang鉱山で労働者無期限スト開始
業界紙等によると、中国Shougang Group(首鋼集団)が保有しているShougang鉄鉱石鉱山(イカ県)の労働者1,209名は、昇給と待遇の改善を求めて17日から無期限ストライキを開始した。オルティス労組代表によれば、ストライキの開始によって採掘・加工・出荷等の全ての活動が停止している。労組は1日あたり5.5ソーレスの昇給を求めているほか、7月に正社員となった340名の新規労働者の日当を26ソーレスとすることを求めている。一方、会社側は1.9ソーレスの昇給に200ソーレスの臨時手当支給を提示しているが、労働者らは鉱山側の提案を拒否している。また、20日には、州都イカに向けた行進を開始し、労働省による仲介が行われない場合、さらにイカからリマまでの行進を行うことを予告している。
なお、今回のストライキは労働省によって合法と認められており、ストライキによるShougang鉱山の1日あたりの損失は50万$にのぼる見通し。
