ニュース・フラッシュ
2007年9月25日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Nautilus社、海底鉱物資源探査に電磁探査法を初めて適用
カナダ・Nautilus社は、パプアニューギニア領海Solwara 1鉱区(海面下1,500m)で、ROV(Remotely Operated Vehicle)を用い、商業ベースでは世界で初めて海底面での銅金含有塊状硫化鉱の電磁探査を実施し、52測線(1測線1km)のデータを取得したと報じた。また、Teck Cominco社とともに、深海底での電磁探査技術により得られた情報を有効に利用するため、バンクーバーのGeophysics社とも提携したとも述べている。
今回の調査について、会社は、電磁探査により示された富化帯は過去のボーリング結果とも一致していることから海底鉱物資源探査における電磁探査の有効性が裏付けられ、現在実施中のボーリング計画、硫化鉱胚胎境界を明確化することによる鉱床評価にも役立つと述べている。
Nautilus社は、バンクーバーに本社を置く深海底鉱物資源探査専門会社であり、Anglo American 6.4%、Teck Cominco 5.8%、Barrick 3.7%、が出資。