ニュース・フラッシュ
2007年9月25日
ジャカルタ
池田 肇
インドネシア・FeNi製錬所の電力調達でPT Tamboli Energyと長期買電契約を締結
地元紙によれば国営鉱山企業ANTAMは9月25日、Pomalaa鉱山のFeNi製錬工場の電力コスト削減の一環として、南Sulawesiで水力発電事業を計画しているPT Tamboli Energy社から、5年間、15MWの電力を購入できる権利を取得したことを明らかにした。同長期契約の買電価格は、現在のディーゼル発電コストに比べ10%安いため、フェロニッケルの生産コストは最大4%削減できるとしている。開発担当取締役Darma Ambiar氏によれば、買電量はPomalaa鉱山のフェロニッケル生産量の一部を賄うにすぎないが、ディーゼル発電の依存度を軽減できるだけではなく、二酸化炭素排出量の削減にも貢献できるとして、大きな一歩であると述べている。
