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ニュース・フラッシュ

2007年10月2日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・Los Pelambres鉱山、EL Mauro廃さいダム建設問題に対する対応策を検討

 9月24日付け地元紙によると、Los Pelambres鉱山は現在問題となっているEl Mauro廃さいダムの建設について、直ぐに建設許可が得られない場合を想定して、現在使用しているQuillayes廃さいダムを拡張するバックアッププランを検討している。この拡張により、2009年1月まで同ダムの使用が可能となる見込みである。
 Los Pelambres鉱山では現在使用している山元のQuillayes廃さいダムの容量が限界に近づいていることから、山元から35km下流のEl Mauroに廃さいダムを建設しているが、地元農民が灌漑用水に影響が出ているとして訴訟を起し、建設許可無効の判決がサンティアゴ高等裁判所から出されていた。Los Pelambres鉱山と建設許可を出したチリ政府は最高裁判所に上訴、現在、最高裁判所で審議中である。

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