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ニュース・フラッシュ

2007年10月4日 リマ 西川信康

ペルー・鉱業の付加価値化の推進に向けた動き

 ペルー産業協会(SNI)は、鉱業~産業クラスターを形成すれば付加価値の高い生産によって、鉱業製品輸出額が年間25%(12億$)増加する見通しを明らかにした。
 これに先立ち、レイ生産大臣は鉱業・産業の連携を推進し、戦略的協力によって雇用増大につながる付加価値の高い生産を行う計画を発表したほか、SNIや鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)の代表並びにガルシア大統領を交えた会談で鉱業~産業クラスター構想について協議したいとの希望を述べた。
 これに対してSNIのファラ会長は会合の実現を大いに期待しているとしたほか、政府だけでなく鉱山会社による積極的な協力体制を期待したいとした。会長は、鉱山会社に対し、原料輸出だけでなく付加価値の高い製品作りにおいても、国内産業への協力が不可欠であると説いた。さらに会長は、これによって、鉱業~産業クラスター製品が生産される地域を中心にした雇用創出によって地方分権化を推進するとの考えを示した。

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