ニュース・フラッシュ
2007年10月5日
リマ
西川信康
ペルー鉱業協会、Casapalca鉱山を除名処分
業界紙等によると、ペルー鉱業協会(SNMPE)は、2007年4月に労働者との激しい対立問題によって6名の死者を出し、その後数々の労働・環境基準違反が発覚したCasapalca鉱山の除名処分を決定した。
同鉱山に対しては、現在、エネルギー鉱業投資監督庁(OSINERGMIN)が立ち入り調査を行っているものの、SNMPEは2002年に環境や労働基準に関わる内部規律を制定している。そのため、独自の調査機関の派遣をCasapalca鉱山へ申し入れていたが、3度にわたる調査拒否の回答を受けて除名処分に踏み切った。
同鉱山は、Empresa Minera Los Quenuales(Glencore 97%)が所有している亜鉛鉱山で、2006年の生産量は31,156t(金属量)。