ニュース・フラッシュ
2007年10月15日
ロンドン
高橋健一
Norilsk Nickel、2007年上半期中間決算を発表、連結純利益は前年比61%増、過去最高の38.1億US$
ロシアNorilsk Nickelは、10月5日、グループ連結での2007年上半期中間決算を発表した。発表では、金属の高価格及び企業買収が好材料となり、売上収入では前年同期比82%増となる76.5億US$、純利益は同じく61%増となる過去最高の38.1億US$となった。主な結果は以下のとおりであった。
単位:百万US$
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売上収入の地域別の内訳は、欧州向けがトップで64%(前年同期61%)、続いて、アジア16%(同15%)、北米13%(同16%)、ロシア7%(同8%)、豪州及び南アが各1%以下となっている。金融関係者による同社の2007年下期の見通しでは、ニッケル価格は低下しつつも、米国OMグループから取得した資産や、買収したカナダ旧Lionore社の資産からの生産増により、売上収入、利益共に伸びるものと予想されている。