ニュース・フラッシュ
2007年10月15日
リマ
西川信康
Goldfields、ベネズエラから撤退
バンクーバーを拠点に、ベネズエラ国内で4つのプロジェクトを実施しているジュニア企業Rusoro Mining社は、同国におけるGoldfieldsの全株を5億2千万$で買収することで両社合意に至ったことを発表した。なお、買収金額のうち1億5千万$は現金で、差額については自社株等で支払いを行う。
Goldfieldsは、2006年からCHOCO 10金山(推定埋蔵量166万2千oz)の操業を開始しており、今回の株式買収によってRusoroは一挙に産金企業となるだけでなく、CHOCO 10金山の近隣で進行中のIncreible 6プロジェクトも同時に獲得することになる。
一方GoldFieldsのCockerill社長は、ベネズエラ撤退最大の要因は当然のことながら「チャベス大統領の鉱業政策」であるとしつつ、水資源を巡る住民問題や頻発するストライキなども理由の一部だとコメントした。
