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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2007年10月18日 シドニー 永井正博

ニューカレドニア・Xstrata、Koniamboニッケルプロジェクト開発を推進

 2007年10月17日、Xstrata(スイス資本)の役員会は、ニューカレドニアの北部州のKoniamboニッケルプロジェクトの開発を承認したことを発表した。
 Xstrata Nickel社は、Koniambo Nickel SAS社(以下KNS社)の権益49%を所有し、残りの51%をニューカレドニアのJVパートナーであるSociete Miniere du Sud Pactique社(以下SMSP社)が所有している。
 Xstrata Nickel社は、KNS社に代わってプロジェクトの実行と開発を行い、KNS社の社長の任命権を持つ。
 プロジェクトの開発コストは38億A$。マジョリティの資金はXstrataによって調達され、操業の開始から25年で株式に比例して配当される。Koniamboプロジェクトは、当初フェロニッケルで60,000t/年生産し、その後、生産規模を拡大することにより実質的ハイリターンとなり、世界でも低コストのニッケル生産者になることが期待されている。最初の鉱石処理は2011年の上半期に開始され、2013年に定常操業になる計画である。
 Koniamboプロジェクトは鉱山寿命25年、現在の埋蔵鉱量は62.5百万t、ニッケル品位2.40%(saprolite)である。
 Xstrataは、鉱山寿命は50年以上に延びる可能性があると信じている。なぜならば、資源量ベースでは、141百万tの精測・概測資源量、ニッケル品位2.13%に加えて、予測資源量が140.7百万t、ニッケル品位2.16%あるからである。また、予測資源量104百万tの褐鉄鉱があり、このニッケル品位は1.5%である。

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