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ニュース・フラッシュ

2007年10月19日 シドニー 永井正博

ConsMin社の買収合戦を買収裁定機関(The Takeover Panel)が審判

 ウクライナのPalmary Enterprises社(以下Palmary社)とPallinghurst Resources(本社ロンドン、以下Pallinghust社)は、双方ともConsolidated Minerals 社(本社パース、以下ConsMin社)の買収のため株主に対して4.50A$/株の無制限のキャッシュによるオファーを提案している。
 しかし、ConsMin社の株主の支援で勝つことを考えている Pallinghurst社は、Palmary社からのどんな高い値付けにも対応するため「Top-up Payment(上積み支払い)」をオファーしている。Palmary社は、「Top-up Payment」は不確実で不公平だと考えており、この問題の調査をすることを決定した買収裁定機関と接触した。
 Pallinghurst社のオファーは、10月24日に締め切られるが、買収裁定機関はこの問題を考慮する時間を与えるため、オファーを11月2日まで延長するよう命じた。
 Pallinghurst社は、Palmary社の主張は根拠がなくConsMin社の株主に対し、自社のオファーを受け入れるよう呼びかけている。

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