ニュース・フラッシュ
2007年10月24日
リマ
西川信康
Southern Copper社、ペルーでの21億$投資を前倒し実施
Southern Copper社は、21億800万$のペルーへの投資を前倒しする決定を発表した。
同社によれば、メキシコSonora州のCananea鉱山で予定されていた投資計画がストライキや調停等の問題を抱えているため中止し、代替としてペルーへの投資が予定よりも早く実施されることになった。
この投資によって、Tia Maria銅プロジェクトにおけるSX/EWプラントの建設やToquepala鉱山・Cuajone鉱山の選鉱施設の拡張、Ilo銅製錬所の増強が図られる。
このうち、Tia Maria銅プロジェクトへの投資は9億3,400万$となる見通しで、2008年半ばを目処に鉱山建設を開始する予定である。
一方、Ilo銅製錬所では5億2千万$をかけた近代化工事が終了した。この近代化によって同製錬所は115万tの硫酸を生産し、そのうち70万tがチリへ輸出される予定であるとしている。
