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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
コスタリカ・ベジャビスタ金鉱山で地滑り発生
グレンカーン社(Glencairn Gold Corp. 本社トロント)は、コスタリカに保有するベジャビスタ金鉱山における局所的な地滑りが、同鉱山のADR(adsorption, desorption, recovery)プラントへ損害を与えた旨、2007年10月24日付け同社HPに発表した。同HPの発表の概要は以下のとおり。
1cm/日に及ぶ地盤変動(リーチパッド等に亀裂を誘発)に加え、継続的な豪雨に見舞われた結果、当該地滑りが生じたが、負傷者は発生していない。同社は地盤変動対策として、2007年7月25日に同鉱山の青化法操業を中止し、リーチパットの洗浄を行った。この結果、周辺へのシアンの流出は起こっていない。また、ADRプラントの構造物に損害が生じたものの、主要プラント設備は修復可能である。本地滑りは、先に40~50百万US$と見積もられた地盤変動による同鉱山操業の損害額に影響は及ぼさないものと考えられる。
地盤が安定し、雨期が終了するまでは、局所的な地滑りが継続する可能性があるが、鉱石処理設備は他の場所に設置してあるため、鉱山設備に更なる損害が生じる危険性は無いと考えられる。同社は地盤変動の監視を続けると共に、政府及び地方機関と協力している。
