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ニュース・フラッシュ

2007年11月5日 バンクーバー 武富義和

Teck Cominco、2007年第3四半期実績、事業好調なるも、カナダドル高が利益幅を押し下げ

 Teck Comincoの2007年第3四半期の純利益は490百万C$となり、前年同期の545百万C$を下回った。これは、Aur Resources社買収に係る米ドルとカナダドルの為替差損59百万C$が大きく影響している。営業利益は894百万C$で前年同期の876百万C$より2%増となっている。
 2007年第3四半期の販売量は、亜鉛137→214千t、鉛54→94千t、銅69→65千t、モリブデン1,789→1,800千lb、金73→68千oz、石炭2,358→2,268千tとなっている。亜鉛、鉛の主な増産要因は、前年同期の天候不順によるRed Dog鉱山での出荷遅延が解消されたことが上げられる。銅については、Aur社買収により、Quebrada、Andacollo、Duck Pond各鉱山での生産が付加されたが、Hightland Valley鉱山の減産幅が大きく影響し全体として減産となった。
 Teck Comincoは、2007年第3四半期に、Aur Resources社を買収、Fort Hillsオイルサンドプロジェクトの権益を5%買い増し20%とし、石炭のFording Canadian Coal Trust社の権益11.25%を599百万$で買い増し19.95%とし、Elk Valley Coal Partnershipの権益を52%まで高め支配下においた。

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