ニュース・フラッシュ
2007年11月6日
サンティアゴ
平井浩二
チリ・Escondida鉱山、2007年1~9月の収益は前年同期比28.3%増の5,296百万US$
10月31日付け地元各紙によると、2007年1~9月のEscondida鉱山の収益は、前年同期比28.3%増の5,296百万US$を記録した。売上高も25.5%増の8,151百万US$を計上し、営業利益は27.3%増の6,585百万US$となった。2007年1~9月の銅生産量は前年同期比22.3%増の1,112,428tを記録した。
同鉱山の収益が大幅に増加したのは、世界的な銅の在庫減少及びアジアやヨーロッパにおける需要の増大から、2007年1~9月の平均銅価格が前年同期比7.2%増の3.22US$/lbを記録したことが主な要因とされる。また、精鉱及び銅カソードの増産や生産コストを10%削減したことが同社の高収益に繋がった。同社は「TC/RC(製錬費)が世界的レベルで減少したことも、収益増の原因である。」とコメントした。