ニュース・フラッシュ
2007年11月6日
シドニー
久保田博志
Bushveld Platinum社、鉱山ビジネスから撤退
Bushveld Platinum Limited(本社シドニー、以下Bushveld社)は、11月5日、南アフリカでの鉱山業を断念し、オーストラリアでの自動車関連のファイナンスへ事業転換することを発表した。
Bushveld社は、資源ブームに乗り、南アフリカ等での白金族探鉱・開発を主たる業務として、2007年5月にオーストラリア証券取引所(ASX)に資本金3百万A$で上場したばかりであった。同社は、8月には、ザンビアでの銅プロジェクトを取得したと発表していたが、2007年第3四半期報告では、事前詳細調査(Due diligence)を完了することが出来なかったことから同プロジェクトの基本合意(MOU)を終結することを明らかにしている。
一方、Bushveld社は、11月5日、同社の新たな経営戦略として、Australian Motor Finance社を1.2百万A$にて買収し、自動車関連のファイナンスへ事業展開することを発表した。
元オーストラリア陸軍将校であったBushveld社社長は、鉱山業から撤退することに関して、「同氏が鉱山業の経験がないこと」、「鉱業関係者とのコンタクトの欠如」などを理由に挙げている。