ニュース・フラッシュ
2007年11月10日
リマ
西川信康
ペルー・ガルシア大統領、Cerro Verde選鉱プラント完成式典で、鉱業による経済効果を強調
業界紙等によると、Cerro Verde選鉱プラントの完成式典で演説を行ったガルシア大統領は、今後も積極的な投資の推進によって貧困層対策や地方分権化を実現したいとの考えを強調した。
また、鉱業がもたらす利益の一例として、アレキパに4億8千万$のカノン税が還元されることを挙げたほか、これら財源は、農業や灌漑設備、教育などに活用するべきだと主張した。
8億5千万$の投資によって新たに完成した精鉱プラントにより、Cerro Verde鉱山の年間銅生産量は9万tから28万tと3倍に増える見通しである。
なお、Cerro Verde鉱山の生産量増加を受けて、銅鉱山の精鉱が輸出されるMatarani港においても2,300万$をかけた拡張工事が実施された。