ニュース・フラッシュ
2007年11月11日
リマ
西川信康
ペルー・Rio Blancoの鉱山会社幹部に対し、農民コミュニティ所有地への不法侵入で刑事告発
業界紙等によると、Rio Blanco銅開発プロジェクト(ピウラ県)が位置するAyabaca郡の検察当局はMonterrico Metals社の現地法人Majaz社の幹部ら5名をYanta農民コミュニティ所有地に対する不法侵入罪、行政妨害、環境汚染などを理由に刑事告発した。
これによるとMajaz社は、Yanta農民コミュニティが同社の操業に同意したとする文書を偽造してエネルギー鉱山省に提出した疑いがあるほか、自然資源庁(INRENA)の許可なく50haの森林が伐採されたとしている。
偽造された可能性のある合意書には50名分の署名が存在しているものの、法律26505によれば農民コミュニティ所有地内における鉱山操業には、総会によって3分の2以上の合意を得る必要がある。Yanta農民コミュニティには404名が存在していることから少なくとも270名の合意が必要となる。
