ニュース・フラッシュ
2007年11月15日
シドニー
永井正博
ABARE、熟練工不足による資源プロジェクトの遅れを警告
ABARE(オーストラリア農業資源経済局)の最新のプロジェクトレポートによると、熟練工不足と資材・建設コスト上昇により、投資金額579億A$の鉱物・エネルギープロジェクトが遅延していると警告している。
2006/07年度、オーストラリアの鉱物・エネルギー部門の探鉱投資金額は約40億A$で、1981/82年度以来最高水準に達し、過去25年の平均を73%上回る。
ABAREは、プロジェクトの登録は、最高記録で305プロジェクトあり、これらのうち214は、FSを実施中の開発が進展していない状態にあり、29プロジェクトは完了し、51プロジェクトが2007年4月以降、新たに付加されたと述べている。
完了したプロジェクトの割合は加速しているものの、ABAREはこれらのプロジェクトのうちいくつかは、資源産業の熟練工と資材の獲得競争によって完成までのスケジュールが遅れ、予算内に納まらないと述べている。
