Xstrata、南アのPGMジュニア企業買収について、南ア最高裁判所が承認したと発表

　大手資源会社であるXstrata(スイス)は、11月14日、南アフリカのプラチナ・ジュニア企業であるEland Platinum Holdings社(以下、Eland社)の買収(総額75億ランド(約1,265億円))について、南アフリカ共和国最高裁判所が、承認したと発表した。今後、Xstrataは、Eland社が所有する南アElandsfonteinプラチナ・プロジェクト(資源量183百万t、白金族の合計含有量22.7百万oz)を11月末から引き継ぐことになった。同プラチナ・プロジェクトは、2007年1月から鉱石採掘が開始され、2007年10月には予定どおり精鉱生産が開始されている。年間生産規模は白金族合計含有量(プラチナ、パラジウム、ロジウム、金)で28万oz(うちプラチナは17.6万oz)が計画されている。また、今回のEland社の買収により、同プラチナ・プロジェクト以外にも、ブッシュフェルト複合岩体の西部岩体における権益を確保したと発表した。Xstrataでは、既に、子会社のXstrata Alloys社によりMototolo JV プラチナ・プロジェクト(Anglo Platinum社とのJV)を実施しており、今回の買収によりプラチナ部門が一層強化されることとなった。