ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
エクアドル・2大銅プロジェクトの最新情報
JOGMECリマ事務所は、2007年11月16日、エクアドルの2大銅プロジェクトで、地元住民問題等で現在暗礁に乗り上げているMirador及びJuninプロジェクトの最新の動向について、各社の担当者より聴取した。
EcuaCorrienteのJose Aguayo企画担当は、現在、凍結中のMirador銅プロジェクトについて、政府による鉱山活動停止命令の解除は近いとみており、同社は独自に銅及び金鉱山に4億$の投資を検討中。鉱山開発については地域住民と合意に達しているが、国際環境NGOの活動が懸案事項であるとした。また、同鉱山は、SX-EW法によりカソードまでの生産を前提としており、そのための水源は確保されている。電力はブラジル資本により近くに水力発電所が建設中である、と述べた。
一方、Ascendant CopperのMarco Mosquera鉱山管理担当は、Juninプロジェクトは地域住民の理解が高まってきており、政府の仲介により早期鉱業活動再開を望んでいる。問題は国際環境NGOが経済的に反対派を支援していることにある。政府がNGOの資金に関して監査権限を持つよう働きかけ、また税務当局に毎年財務諸表の提出を義務づけ、違法支出を取り締まる規制を設けるなどを要請している、と述べた。
