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ニュース・フラッシュ

2007年11月16日 リマ 西川信康

エクアドル、チリと鉱業協力協定を締結

 業界紙等によると、チリで開催されたイベロアメリカ・サミット(中南米諸国と旧宗主国との首脳会議)で、エクアドルのGalo Chiriboga鉱業・石油大臣は、チリのKaren Poniachik鉱業大臣との間で、鉱業協力協定を締結した。これは、現在、エクアドルで改正作業が進められている鉱業法に対し、チリ鉱業当局の協力を得て、エクアドル独自の草案を作成することを念頭においているものと見られる。
 同国の鉱山開発について、Correa大統領は将来の財源確保のために、鉱山開発は必要であるとの認識を示し、投資を推進すると積極的な姿勢を示している。また、Galo Chiriboga鉱業・石油大臣も、国の適切なコントロール下において鉱山開発を推進していくと明言している。さらに、同大臣は、今後、鉱山開発に向けた企業との契約においては、各社と個別に契約交渉を行うとし、契約条項の中の自然環境保護対策面及び鉱業税制面等の問題について、チリ政府の助言を得たいと発言している。

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