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ニュース・フラッシュ

2007年11月19日 ロンドン 竹谷正彦

コンゴ・放射性鉱石の不法河川投棄により甚大な被害

 各社報道によれば、コンゴ民主共和国の南部のリカシにおいて、11月のはじめに付近を流れるムラ川に放射性鉱石約18tが不法に投棄された。その鉱石には許容基準の50倍のウランを含む銅鉱石17tが含まれていた。放射性鉱石が投棄されたのはリカシ(人口約33万人)から10kmの地点。このため、当局は河川水の人および家畜への飲用、使用をやめるよう呼びかけている。投棄された鉱石のうち17tの銅鉱石は中国企業のMagama-Lubumbashi社、その他の鉱石はインド企業のChemaf社他のものであることがリカシ市の調査で明らかになっている。Magama社は鉱石の河川投棄について関与を否定している。
 この事件ではすでに7人が逮捕されている。

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