ニュース・フラッシュ
2007年11月24日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Cameco社、解体核からのウラン価格について、ロシア側と交渉
Cameco社は、ロシアTenex社から、商業協定に基づき解体核から得られるウランの価格決定方法について、再考するとの打診があったことを報じた。
この商業協定は解体核中の高純度ウランを原子力発電所用ウランに転換するという米国とロシアの政府間協定の枠内に入っている。
Cameco社は、1999年、西側のパートナーであるAreva社(仏)、Nukem社(独)とともに、ロシアTenex社との間で商業協定を締結しており、2001年と2004年に改訂を行っている。この協定に基づき、Cameco社は、2013年まで年間7百万lbのウランを取得することができることとなっている。なお、現在の価格決定方法はウラン価格がまだ安かった2001年時点に合意したものであり、Tenex社は、昨今のウラン価格を反映するよう価格見直しを求めているものである。