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ニュース・フラッシュ

2007年11月27日 サンティアゴ 菱田 元

チリ・CODELCOが情報・サービス提供会社とブエノスアイレスで会合を持つ

 11月20日付の地元業界紙によると、アルゼンチンの鉱業省とチリ銅公社CODELCOがアルゼンチンの情報及びサービスを提供する73企業と初めてのビジネス会合を11月20日に持った。「この種のビジネス会合で、ほとんど競争相手がいない分野においてサービス提供を補強してくれる会社を探せることを期待している。」とCODELCOのビジネス・マネージメント部長で役員のAlex Wagemann氏は述べた。
 CODELCOの調査によると、CODELCOは自身の発展にとって鍵となる約30の分野においてサービスの提供が可能な会社5社未満に依存している。「鍵となる分野は石灰、鉱石処理機械、湿式製錬、カソードの保護、粉砕機のボールといったものの供給やサービスを含んでいる。」とWagemann氏は述べた。
 CODELCOは石灰や同様の生成品等、合わせて125百万US$以上が必要となると予測している。アルゼンチン側は主としてBuenos Aires州とSan Juan州で石灰を生産する。
 このビジネス会合の参加者は、工業原料鉱物の生産、金属機械、建設、設計・施工、安全管理、環境、輸送といった分野を専門とする会社を含んでいる。「会合に参加した全ての会社が我々の選択プロセスを経て登録され、入札に参加できることを保証する。」とWagemann氏は会合の後に述べた。
 また、CODELCOはコロンビアとペルーにおいてもサービス提供できる会社を探しており、「我々はペルーで対話を始めたが、ビジネス会合の日取りを確定するまでには至っていない。また、来週(2007年11月26日の週)在チリ・コロンビア大使とコロンビアからのサービス提供会社とビジネス会合を開催する件について打ち合わせするだろう。」とWagemann氏は述べた。
 CODELCOはチリ国内に製錬所1箇所と4つの鉱山部局を有しており、サービスと情報を提供する複数の会社と合計95億US$以上で契約を結んでいる。CODELCOは2007年上半期に764,000tの銅を生産した。

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