ニュース・フラッシュ
2007年11月30日
シドニー
永井正博
豪州・BHP Billiton、Olympic Dam鉱山拡張で鉱石で出荷を検討か
BHP Billitonは、Olympic Dam銅金ウラン鉱山で、連邦政府と南オーストラリア州政府との緊張を高める製錬所の増強計画は取りやめるかもしれないと述べた。
BHP Billitonのウラングループの社長のGraeme Hunt氏は、会社は未製錬の鉱石を販売するオプションが必要であると述べた。彼はまた、以前推定していた60億A$の拡張計画に伴うコストは、著しく増加するであろうと述べた。
南オーストラリア州政府のMike Rann首相は、BHP BillitonがもしOlympic Dam鉱山が海外での製錬を追求するなら、何億A$もの州政府によるインフラストラクチャーへの投資がリスクにさらされることになると述べた。
前産業観光資源大臣のIan Macfarlaneは、この新しい拡張計画は、鉱山拡張によって創出されるオーストラリアの雇用機会を喪失することになるのではないかと懸念していると述べた。
BHP BillitonのCEO、Marius Kloppersは、11月28日、Olympic Dam鉱山の開発オプションについて何の決定もないと述べた。
