メキシコ・サン・ミゲル・アンチモン・銀プロジェクトの採掘許可取得

　2007年11月26日付け業界情報等によると、US アンチモン社(United States Antimony Corporation 本社モンタナ)は、メキシコに保有するサン・ミゲル(San Miguel)アンチモン・銀プロジェクトの採掘許可を取得したことを明らかにした。同プロジェクトは、ケレタロ州カデレイタ郡カデレイタ町に位置し、アンチモンを主として銀及び少量の金を含有する鉱山からなる。
　同プロジェクトでは、現在、排水処理プラントへのパイプライン設置工事が進められているが、この採掘許可取得に引き続き2週間後には、選鉱プラント建設工事の許可が取得できる見込みである。選鉱プラントへ最初に供給されるのは、過去の鉱山操業で採掘された約10,000tと見積もられている廃鉱石である。USアンチモン社による採掘活動は2008年6月から、過去に採掘が行われたピット内の4つの切羽で行われる予定である。切羽毎の品位は、アンチモン3.72%、金1.09g/t及び銀116g/t、アンチモン1.69%、金1.09goz/t及び銀56.6g/t、アンチモン2.63%、金0.3g/t及び銀271g/t、アンチモン4.74%、金0.6g/t及び銀572g/tである。また、生産される精鉱は、同社がコアウイラ州に保有する製錬所で処理される。