ニュース・フラッシュ
2007年12月3日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Cameco社、Rabbit Lakeでの坑内流水増のため、坑内作業を一時的に縮小
Cameco社は、Rabbit Lake地区のEagle Point鉱山の坑内作業を一時的に縮小すると発表した。
これは、地表水処理システムの能力増強工事に伴い一時的に同システム能力が減少し採掘現場の坑内水が増加したため。Cameco社は、念のため、当面、採掘作業を制限しミルでの生産を貯鉱処理程度に抑える。
坑内水の増加量は1時間当たり40~50m3と推定されており、地表下90mで坑内に流入してきており、現時点では増加する水を処理することが出来ないのが現状。なお、地表水処理システムの能力増強工事は1週間程度で完了することから、その後は通常採掘に戻る。
Cameco社は、Rabbit Lakeでの2007年のウランの生産量を3.8~4.0百万lbと見込んでいたが、現時点で既に3.6百万lbに達している。