ニュース・フラッシュ
2007年12月3日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Galore Creekプロジェクト、開発中断によりBC州北西部の送電線整備に暗雲
Teck Cominco、NovaGold社によるGalore Creekプロジェクト見直しの余波を受け、BC州北西部の送電線整備計画が暗礁に乗り上げている。
BC州エネルギー鉱山石油資源省Richard Neufeld大臣は、この開発中断により送電線整備のための資金目途が立たなくなったことから、400百万$に上る当該計画は無期限凍結となると述べている。また、Galore Creekプロジェクト以外に、247キロボルト、335kmの送電線を活用するユーザーはいないとも述べている。
Galore Creekプロジェクトの運営主体であるGalore Creek Mining社は、送電線整備に当たって、先頃、158百万$の支出を示唆していた。
また、BC州北西部にはGalore Creek以外に、開発目前のRed Cris銅-金プロジェクト(Imperial Metals社)、Schaft Creek銅-金プロジェクト(Copper Fox Metals社)があり、送電線整備計画の見直しにより、電力供給方法の再考を強いられている。
