ニュース・フラッシュ
2007年12月4日
リマ
西川信康
ペルー・Atacocha鉱山、1億$投資し電力事業を強化
業界紙等によると、ペルーの中堅鉱山会社であるAtacocha鉱山は、2007年12%の伸びを見せる国内電力需要の拡大を受け、発電事業に特化した子会社Chaprin社を通じてアンカシュ県のQuitaracsa水力発電プロジェクトの92%の権益を取得した。
Chaprin社のモントーリ社長によれば、Quitaracsaプロジェクトのプラント建設に必要な調査は既に実施済みであるとし、建設開始は2008年4月、終了は2011年を予定している。投資額は1億$で初期段階で114MW、最終的に228MWを発電予定である。
なお、Chaprin社は既にパスコ県で操業する発電所の発電量を5.4MWから13MWに増産予定する計画があるほか、50MWを発電予定のChacapampaプロジェクトを進行中である。これら2つのプロジェクトには合計5,700万$を投資予定である。
同社は電力事業進出で今後の鉱山開発に必要な電力確保のため、調達先の拡大を図る狙いがあるものと見られる。
