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ニュース・フラッシュ

2007年12月10日 メキシコ 小島和浩

メキシコ・グルポ・メヒコ社、ストライキ中の3鉱山の閉山を示唆

 2007年12月3日付け業界情報等によると、グルポ・メヒコ(GM)社はメキシコ鉱山冶金労働組合(STMMRM)が4か月間にわたってストライキを継続しているカナネア銅鉱山をはじめとする同社保有3鉱山の閉山を示唆している。報道によると、GM社スポークスマンは、「120日間にわたる3鉱山のストライキは深刻な問題であり、当社はこれら鉱山の閉鎖を検討することを余儀なくされている。ストライキにより、メキシコの産銅量は48%減少した」との声明を発表した。さらにGM社は、ストライキによる損害見積額80百万US$に加え、法律手続きに関する費用7百万US$が同社から失われるとして、STMMRMを告発している。
 なお、12月7日付け業界情報等によると、ストライキ突入の発端となった労働協約の更新と保安衛生問題について、GM社とSTAMMRMが12月6日に協議を行ったが、合意に達せず交渉は決裂した旨の談話をGM社、STMMRM及び労働省が発表している。

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