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ニュース・フラッシュ

2007年12月11日 サンティアゴ 菱田 元

チリ・CODELCO、政府の新たな雇用についての指示に伴い下請企業の争議に備える

 2007年11月29日付の地元紙等によると、チリ・CODELCOは、下請企業の労働者が騒乱を起すと脅してきたため、警察の介入を正式に要請したと述べた。CODELCOは2007年6~7月に下請企業の労働者による暴力的な抗議を1か月以上耐え忍んだが、これによって「1億US$以上の損害及び生産ロスが発生した。この抗議行動のリーダーCristian Cuevas氏は、より多くの下請労働者を直接雇用されるよう操業現場に圧力をかけるため、民間企業が操業する鉱山の抗議者を扇動するとの脅しをかけている。
 一方、チリ政府は、CODELCO及び民間鉱山会社が、外部労働力を管理する法律をどの程度支持しているかについての調査を実施中である。チリ労働大臣Osvaldo Andrade氏は今週中には報告書が用意できると述べた。
 Diario Financiero紙によると、調査報告書ではCODELCOは約4,800人の労働者を雇わなくてはいけないと結論付けているが、CODELCOはその人数について議論し「数は2,200名程度が適当である。」と述べている。一方、民営鉱山会社Escondida鉱山は約800名の労働者を雇う可能性が高くなっており、Collahuasi鉱山はそれよりやや少ない労働者を必要としている。

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