ニュース・フラッシュ
2007年12月13日
シドニー
永井正博
中国大使、オーストラリアへの鉱業投資について言及
地元紙によると、中国のZhang Junsai駐オーストラリア大使は、オーストラリア中国ビジネス協議会の朝食会で、オーストラリアは中国の投資を歓迎し、中国とオーストラリアは双方向投資を進めるべき時だと述べた。
同大使は、中国は鉄鉱石のような原材料供給を長期的に確保する必要があると述べたが、中国政府が、BHP BillitonによるRio Tintoの買収に対抗する可能性については言及しなかった。
12月10日、中国のSinosteel社が、Murchison Metals社によるMidwest Corporation Ltd.への買収オファーに対抗して、Midwest社に対する12億A$の買収オファーを開始したこともあり、中国のBaosteel社がRio Tintoに対する対抗ビッドを行うのではとの噂が流れていた。Baosteel社の会長が、鉄鉱石の供給を確保するため、1.5倍(200億US$)支払うと述べたとされているが、彼は、その後、対抗ビッドを否定している。またBHP Billitonは、中国のソブリンファンドがRio Tintoに対する対抗ビッドを行う可能性への関心を強めている。
