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ニュース・フラッシュ

2007年12月18日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル下院議会委員会、ウラン独占法廃止を支持

 12月10日付の地元業界紙によると、ブラジル下院議会のエネルギー・鉱山委員会は、ウラン鉱山開発を国家独占の下に置く法律の廃止を支持している、とブラジル通信社Agencia Brasilは報じた。ウランは原子力エネルギーに使われることから、戦略資源と考えられている。
 この委員会のメンバーの一人Ciro Pedrosa氏は、ウランが独占体制から解放されれば、ウランの探鉱そして生産を促進するであろうと述べた。Pedrosa氏によると、ブラジルはウラン埋蔵量では世界第6位であるが、国土の3分の1しかウラン探鉱されていないとのことである。ブラジル鉱業協会Ibram、ブラジル最大の鉱山会社Vale(CVRD)、鉱山会社MMXらも同様にこの独占法の廃止を要求している。

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