ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
中国・江西銅業集団公司、海外資源共同開発へ
安泰科によれば、江西銅業集団公司は2件の海外買収プロジェクトを公表した。一つ目は中国五鉱集団公司と共同でカナダの鉱山会社ノーザン・ペルー・カッパー社を総額4億5,500万C$で買収する。二つ目は中国冶金科工集団公司(中国治金建設集団公司から改称)と共同でAynak銅鉱床(アフガニスタン)の開発権を競争入札で落札したことである。
以上の二つのプロジェクトが成功すれば、江西銅業集団公司の保有埋蔵量は大幅に上昇し、銅金属保有量は現在の935万tから1,313万t、金は266tから308tに、銀は7,566tから7,632tに、モリブデンは25万tから30万tとなる。Aynak銅鉱床は銅の確定埋蔵量は7.05億t、平均銅品位は1.56%で2008年中期から建設を開始する見込みである。
ノーザン・ペルー・カッパー社は、ペルーでGaleno銅・金・モリブデンプロジェクト、Hilorico金鉱床及びPashpap銅・モリブデン鉱床を保有している。そのうちGaleno鉱床はインフラ設備が整備され、確定埋蔵量は約330万t(銅量)で、2008年初めに操業を開始する予定である。本鉱山のマインライフは20年で、年間銅精鉱生産量は14.4万t(銅量)を計画し、最初の5年間の銅精鉱年間生産量は20万tを超える。
江西銅業集団公司は、Aynak鉱山の銅精鉱の50%、ノーザン・ペルー・コパー社の銅精鉱の全量を引き取ることとなっている。
