閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年12月20日 メキシコ 小島和浩

メキシコ・裁判所がカナネア鉱山のストライキ続行を認めるも、判決内容の詳細は不明

 2007年12月17日付け業界情報等によると、メキシコ鉱山冶金労働組合(STMMRM)は、裁判所がカナネア鉱山のストライキ続行を認めた旨の声明を発表した。一方、12月18日付け業界情報等は、裁判所の下した判決の全容は2008年1月2日まで明らかにならないとの、グルポ・メヒコ(GM)社顧問弁護士の談話を報じている。報道の概要は以下のとおり。
 STMMRMのストライキはGM社の3鉱山(カナネア、サン・マルティン、タスコ)で継続中であるが、裁判所の判決はカナネア鉱山についてのみ言及している。ストライキに対する違法判決を望んでいるGM社は、控訴を検討中である。GM社顧問弁護士によると、カナネア鉱山のストライキ続行を認める判決文に署名がなされたのは12月13日であるが、裁判所はその翌日から2008年1月2日まで休暇に入っているため、その間、判決の詳細が明らかにされることはない。さらに、同弁護士は、STMMRMにも判決の全文は届いていないため、同労組が発表したカナネア鉱山についての勝利宣言は確実なものではないとの見解を示している。

ページトップへ