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ニュース・フラッシュ

2007年12月21日 ロンドン 及川 洋

ENRC社(カザフスタン)がロンドン市場(LSE)でのIPOを完了

 カザフスタンで傘下に多くの鉄、非鉄(フェロアロイ、アルミ)の鉱山・精錬所及び電力会社を擁する企業体であるENRC(Eurasia Natural Resources PLC)社は、12月7日、LSE(London Stock Exchange)でのIPOを行った。その結果、同社は、発行済み株式の20%相当を、一株あたり5.40£で投資家向けに公開し、13.6億£を調達した。
 同社の株式時価総額は約68億ポンドとなり、FTSE100の候補にも挙げられるようになっている。
 上場前のENRC社は、カザフスタン政府が約25%、同じくカザフスタンの非鉄企業で2006年LSEにも上場したKazakhmys社が約19%を保有していたが、今回の上場により、政府及びKazakhmys社のシェアは、それぞれ、約20%及び約15%となった。
 ENRC社は、年間売上高30億$、60,000人を雇用し、カザフスタンのGDPの約5%を産出している企業であり、近い将来のIPOを念頭に、2006年12月に自らの英国法人をロンドンに立ち上げていたところである。

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