ニュース・フラッシュ
2007年12月24日
シドニー
永井正博
豪州・買収裁定機関、Midwest社の異議申し立てを却下
買収裁定機関(The Takeovers Panel)は、Midwest Corporation社(本社パース、以下Midwest社)が11月8日に行った、Murchison Metals社(本社パース、以下Murchison社)による、Midwest社に対する買収オファー(682百万A$)に関する異議申立てを却下した。
買収裁定機関は、Murchison社のオファーに関し、「受け入れられない状況の宣言(a declaration of unacceptable circumstances)」を行わないと裁定した。Midwest社は、 Murchison社の買収オファーには不備があると主張していた。
一方、中国のSinosteel Corporation社は、Midwest社株に対してキャッシュで5.60A$/株、総額11.9億A$の対抗的オファーを行った。このため、Murchison社は、Murchison社株1に対しMidwest社株1.08というオファーの期間を12月6日から2008年1月23日まで延長した。
