ニュース・フラッシュ
2007年12月25日
サンティアゴ
菱田 元
ブラジル・CBPM社Maracasプロジェクトから年間ロイヤルティ収入1,700万US$を目指す
12月21日付の地元業界紙等によると、ブラジルBahia州が経営する探鉱会社CBPMは、Maracasバナジウム-白金族金属プロジェクトから約3,000万レアル(1,700万US$)の年間ロイヤルティ収入を受け取ることを期待していると、同社ウエブサイトで述べた。CBPM社は鉱床を発見したが、所有権を民間企業に移す手続きがとられ、譲渡を受けたLargo Resources社(カナダToronto)が正式なFSを最近開始した。Maracasプロジェクトは2010年の生産開始を計画している。
Largo Resources社は12月初旬にMaracasプロジェクトGulcari A鉱床の予備評価(scoping study)結果を明らかにし、フェロバナジウム合金を最初の10年間で年産5,000t、その後の26年間で年産2,000t生産し、初期コストは126百万US$であると発表した。このプロジェクトのバナジウム品位は、現在世界で知られているバナジウム鉱床の中で最も高品位であるとCBPM社は報告している。
